大井競馬場でJBC

地方競馬の祭典JBCです。
始まったのは2001年ですから今年で17回目。第1回の年の新生児は高校2年生ですね。来年はドラフトにかかるかもしれません。

今年のJBCは祝日の金曜日11月3日。JRAも開催しており完全にバッティングしています。以前であれば感情的なやりとりもあったという中央競馬と地全協ですが今回の大井競馬のJBC発走時刻を見るとJRAのメインや最終と被らないような時間設定になっています。IPATで地方競馬の馬券を扱ったりしていますし隔世の感がありますね。もっと早く協力関係築いていれば北関東も続いたかもしれません(泣)でも北関東は無理だったかな。

JBC協会の会長は吉田勝己、副会長が吉田照哉。日本競馬サークルの大物です。このクラスの人だと中央も地方も関係ないでしょうね。
生産者からすれば宣伝になる大きなレースに自分の生産馬が勝ってほしいでしょうね。

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大井競馬場でもJRAの馬券が買えるようなっており、平場のレースもできるだけ時間を配慮したんじゃないでしょうか。
福島8Rや京都9Rなど完全に同じ時間が発送時刻になっているレースもありますが、そもそもこの日府中開催がありません。関東でやっている競馬は大井だけなのです。

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この日の大井競馬場は入場無料でした。場内ですが当然混雑していました。
元々期待していませんでしたがお店はどこも並んでいます。13時過ぎにのこのこやってきても遅いです。
しかし混んでると言ってもそこは広い大井です。昼から行って立ち見であればスタンドに居場所は確保できました。船橋やスタンドの減った川崎だと朝から行かないと場所がありません。去年のJBCは暑いは所在ないはで途中で帰りました。

印象としては府中がないとは言えJRAの裏開催だから客足は伸びなかったかもしれません。三連休の初日でもっとごった返しすかと思っていたので少しほっとしました。

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この時期は朝晩寒いのですが日中は日差しがきつくて暑いです。府中の毎日王冠でも暑くて外に居られずスタンドの中に逃げ込みました。
2015年のJBCでは同じような気候でストーブの火を入れられてスタンドで見てられなくなりました。警備さんに消せないのか聞いたところ「よくわかりません。自分ここから動けないんで」と言われて、それもそうかと日が落ちるまでスタンド内にいました。今考えるとifomationに聞けばよかった。今年は最後までストーブはつけられなかったのは良かったです。

うまかった広場では何やら興味深いモノが売られていたようですが今回はケンです。並ぶ余裕はありませんでした。ぼっちだし。ギラギラの太陽のお陰でばっちり自分のシルエットが映えていますよ(笑)

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うまいるスクエアでも北海道物産展と興味深いモノが売られていましたが以下略。

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3号の跡地に東京大賞典でもあった仮設スタンドが設置されていました。これはいいですね。この規模のスタンドなら常設しても良さそうですけど。

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ぼっち観戦だったのでJBCレディスクラシックが始まるまでDSやったりうとうとしながら2時間半。
ぼへーとしていたら本馬場入場が始まっていました。有力馬とされていたクイーンズマンボが出走しておらず人気は安定感抜群のホワイトフーガへ。このタイトルを異なる競馬場で2連覇中です。しかしレースは上手にハナに行ったプリンシアコメータとララベルの激しい直線のマッチレースになりまして、外のララベルが凌ぎました。勝ち馬が外で良かったです。これ内だったらちょっとがっかりな写真になってしまいます。

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馬券は武豊のプリンシアコメータ。最後の直線で不利を受けていたので2着は残念ですが、馬券的には複勝なんで1着でも2着でも(笑)

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直線ララベルが内によってプリンシアコメータが不利を受ける場面があり後味はよくありませんでした。とはいえJBCレディスクラシックでは地方馬初勝利です。ララベルの鞍上は真島大輔騎手と人馬とも地元大井所属でした。オーナーは吉田照哉

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続いてJBCスプリントなのですが、審議が長引いたせいで表彰中に本馬場入場が始まってしまいました。表彰されている真島もアンサンブルライフに騎乗予定ですから焦っていたかもしれません。

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人気はGⅠ10勝中のコパノリッキーです。1600m~2000mを主戦場にしていたのですが、ここんところは1600mばかり走っています。2000mきついんですかね?本来なら実績的にクラシックの方に出走してきそうなものですが、初距離のスプリントで出走です。相手関係もスプリントの方が手薄な気はします。鞍上は船橋の森泰斗騎手ですね。今年は怪我で休んでいましたが去年までの南関リーディングジョッキーです。

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マッチレースとなったレディスクラシックとは打って変わって接戦でした。1着~4着までアタマ・アタマ・クビの同タイム。5着も勝ち馬からコンマ1差でした。

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勝ったのは2番人気のニシケンモノノフです。4コーナー過ぎてからしばらくは先頭集団の後ろで、これはダメだと思いましたが馬群を力強く抜け出しました。

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鞍上は横山典弘騎手ですね。すごい嬉しそうです。ニシケンモノノフはGⅠ初挑戦初勝利ですね。
ちなみにJBCレディスクラシックに引き続き複勝を当てました。やっすいですが(笑)でもこの時点で2400円の儲けです。私にとっては十分です。

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楽しい楽しいJBCもメインはあと1レースです。今回はメインレースの後も3レース楽しめますが、立ちっぱなしの私はもう限界です(笑)
日が落ちてきて急速に冷えてきました。ギラギラした昼間が嘘みたいですね。

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JBCクラシックは1着賞金8000万。東京大賞典と並ぶ地方競馬のビッグレースです。でも前は1着賞金1億だった気がするなあ。。
ほぼナイター状態の中JBCクラシックが出走しました。有力馬が色々いて目移りしましたが本命というか複勝買ったのはサウンドトゥルーです。大野は大井では頼もしい騎手です。しかも人気もあんまりないです。

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スタートしてから向こう正面へ。ルメールがガンガン逃げていきます。サブノクロヒョウ、ミツバ、アウォーディーあたりが続きます。

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私の本命サウンドトゥルーは後ろの方なのでやきもきします。しかし3-4コーナーあたりで馬群が動きました。まくれーって感じですね。
そしたらまさかのサウンドトゥルーが1着です。買った馬券は複勝だったので1着なら問題ありません。

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そして7R、8Rの稼ぎをそのまま買ってました(笑)うわ俺今日有能!!いつも全然なのにたまに冴えてます(笑)

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大野はウイニングランやってくれたんで写真撮ったつもりなんですが、容量オーバーみたいで撮れてませんでした(泣)
今年のJBCはクラシックとスプリントで売得金レコードを更新したそうです。レディスクラシックは時間が中央のメインと被ったのが痛かったかもしれませんね。
入場者数は28,147人とまずまず。去年の東京大賞典が34,000人ですし現地観戦するとなるとちょうどいい混み具合かもしれません。

来年のJBCは京都競馬場で行われることが決定しています。私はJRAでJBCを開催すること自体は歓迎しています。ですができればGⅠのないローカルでやって欲しいと思っていました。JBCは大井中心に南関開催が多いです。
でも地方競馬と中央のローカルで開催するような流れがあると様々なコースでJBCが開催できる気がしますんで是非検討してほしいです。

実際はGⅠ開催に耐えうるインフラや設備があるかという切実な問題もあるかもしれませんがJBCは船橋や金沢、名古屋でもやりましたんで(笑)船橋は狭くて悪夢でした。。